◇受験生にとっては「志望校合格」が一番の目的となります。
◇しかし「合格」だけがゴールなのではなく、その先に続く中学・高校や大学、さらには社会に出てからも通用する高い学力を習得することが本来の目的ではないでしょうか。
◇「学習意欲を育て、学力を伸ばし、志望校に合格させたい」「自ら課題を設定し、解決する力を身につけさせたい」と考えるのは親として当然の気持ちです。
◇学習塾優では、四谷大塚の指導ノウハウだけでなく、学習塾優独自の学習システムを開発。30年以上に渡り、卒業生たちは志望校合格を達成してきました。
◇こうした実績も私たちの誇りですが、私たちが最も誇らしく思うのは、受験本来の目的を忘れることなく、豊かな思考力と表現力を養うことで、次の時代を託せる人材を育成してきたことにほかなりません。
◇卒業生は、大学教授や医師、歯科医師、新聞記者、編集者、放送局員、学校教師、公認会計士、システムエンジニア、気象予報士、公務員、県会議員、市会議員、ファッションデザイナー、経営者、サッカー選手、獣医師、薬剤師、税理士、製造業や金融機関のビジネスマン、一級建築士など、さまざまな職業について社会に貢献しています。
◇目の前に中学受験や高校受験をひかえた子どもにたちにとって、受験は初めて直面する関門です。
◇だからこそ私たちは、常に新しい学習法を研究・開発し、今まで以上に「できる!わかる!楽しい授業」を提供することで、受験が子どもたちにとってたくましく成長できる絶好の機会となる指導を実践しているのです。
このように学習塾優の教育理念は
「豊かな知性とたくましい心をはぐくみ」
「次の時代を託せる人材を育てること」
「社会の発展に寄与できる人材を育てること」
にあります。
◇時代は暗記重視より読解力・思考力の養成を求めています。
◇経済協力開発機構(OECD)が実施した最新の「国際学習到達速度調査(PISA)」によれば、日本における15歳の「読解力」は79カ国中、前回8位から今回15位に急落したということです。「数学的応用力」と「科学的応用力」も、それぞれ前回2位から5位、前回5位から6位へと順位を下げています。
◇PISAの担当者によれば、「学校では優等生だったのに就職後はさえない人がいる。細かな知識よりも、知恵を出して事態を突破する力が求められているのに・・・」ということです。
◇こうした時代の要請を受けて、学習塾優は多くのオリジナル学習システムを開発・実践することによって、次代を託せる人材を世に送り出してきました。
◇これらのオリジナル学習システムは、逐次、改善刷新を重ねています。
思考力を問う入試で有名な灘中高の大森秀治教頭が、朝日新聞のインタビューに対して下記のように語っています。
学習塾優が、創立以来、自主学習力をはぐくみ、読解力や思考力・記述力を養成する独自の学習システムを研究・開発してきた考え方と共通するところがたくさんありますので、ここにその内容をお伝えします。
「知識だけの難問は入学後の学習に逆効果」
灘中の入試の算数は難しいと言われます。考える力、つまり思考力を問える出題を考えているからでしょう。
1日目の算数は正しい答えを出せればいいので答えしか見ない。でも2日目の算数は途中経過をしっかり書かせて、どう考えたか中身を見て部分点もつけて採点する。子どもは考えた答案を出してきます。
一方で社会は入試はしません。
なぜか。小学校段階の社会は知識偏重で、ともすれば「マニアックなクイズ」になりがちだからです。世界の中の日本、歴史と地理を総合的にみることで初めて考えることにつながる。知識だけの難問は入学後の学習に逆効果です。
「何でもやらせてみて考えさせる」
よく講演で言うのですが、思考力を育てるのに必要なのは、先回りせず自由にすること。何がやりたいのか。どう考えているのかを聞いてやる。失敗を叱らず、喜ぶ。大人が思いどおりの答えや結果にならないと叱るから、子どもが自分で考えなくなる。
体育祭で相撲をやりたいと生徒の提案があれば、競技に入れてみる。馬術の大会に出るために必要なら、部員一人でも顧問をつけて部を作る。何でもやらせてみて考えさせる。先回りした正解の詰め込みが子どもを一番ダメにする。
「詰め込み型の塾に入ってつぶれていく子がいる」
入試や授業で思考力を育む教育をしても、親子とも不安なのか、うちの生徒にも先取り詰め込み型の塾に入ってつぶれていく子がいます。
さらに近年顕著なのは、医学部に執着する生徒が増えたこと。医学はもちろん大切です。でも、灘で育てた力が生きる職業はほかにもある。弁護士も都市部は満杯、官僚も政治家の言いなり、学者も研究費を集めなきゃ・・・。
大学入試の先に、力を生かすことができる魅力ある仕事を、社会が子どもに提示できていない。大人の責任です。